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スナゴケ

ギボウシゴケ科|学名:Rhacomitrium canescens (Hedw.) Brid.
スナゴケ
スナゴケ

スナゴケとは

スナゴケとは

まず、スナゴケとはどのような植物なのか特性について解説していきます。

スナゴケの特徴と魅力

スナゴケは、苔の販売専門店ハッピーモスで取り扱われている商品の中でも乾燥に強い特性を持っています。
屋内での長期保存が可能で、乾燥している時は仮死状態に陥りますが、少しの水を与えるだけで美しい緑色を取り戻します。

スナゴケは日当たりの良い場所を好む

日照量

-solar radiation-
日照量

強い日差しの下でも生育が可能なため、都心部での緑化にも適している苔です。太陽光と適度な湿度があれば、砂質の土や岩の上で、黄緑色の大きな群落を形成します。初心者にも向いている苔と言えるでしょう。

スナゴケの見た目は星形をしている

スナゴケは、星砂のような形をしていて、見た目のかわいらしさから多くの人に愛されている苔です。まさに苔界のスター的存在。
茎が直立し、高さは3〜5cm程度で、葉は茎に多くつき、先端は灰白色で不透明です。全体的に黄緑色をしており、胞子体はあまり形成されません。

スナゴケを活用できる場所

スナゴケを活用できる場所

スナゴケは、他の苔と異なり直射日光でも耐えられる苔。だからといってどこでも育つとは限りません。スナゴケも環境に合った栽培が大切です。ここからはスナゴケが好む環境について解説していきます。

庭に地植えする

スナゴケは乾燥に強く、日当たりを好む特性を持っているため、苔庭のアクセントとして活用する方もいます。 スナゴケを植えるのに最適な時期は、地域によって気候が大きく異なるため一概には言えませんが、夏場の炎天下を避けることをおすすめします。
庭での植栽を考える際には、日当たりと風通しが良く、排水性の良い場所を選んでください。 庭へ植え付ける際には、苔マットを利用すると手軽に植えられます。
植えた後は、上から川砂を薄く被せることをおすすめします。

苔テラリウムとしてガラス容器の中で育てる

近年、人気の苔テラリウムでスナゴケを育てることも可能です。
ただし、スナゴケを苔テラリウムの中で育てる場合は、蓋のない容器を選ぶようにしましょう。
スナゴケは、河原や山の明るい場所でよく生育し、直射日光にも強いのが特徴です。
過度な湿度が苦手なため、蓋のない容器での栽培がおすすめです。

盆栽や苔玉は向いていないので気をつける

スナゴケは保水機能が弱いため、土の表面を覆う目的で使用されることはありません。盆栽や苔玉などは、他の苔が適しています。
ただしスナゴケ単体であればプランターで育てることは可能です。
この場合は、水はけが良くなるように、川砂や赤玉土、軽石などを混ぜた土を使います。植えた直後は、直射日光や風が強く当たる場所は避けてください。暗く湿った場所は苦手なため、時間をかけて徐々に明るい場所に移動させてあげましょう。

スナゴケの育て方

スナゴケの育て方

ここからはスナゴケの育て方について解説していきます。

植える時期

植える時期については、地域によって気候が大きく異なるため一概には言えませんが、夏場の炎天下を避けることをおすすめします。

植え付け場所は日当たりと水はけが良い場所

スナゴケは、良好な日当たりと排水性のある場所で最もよく育ちます。植え付けの場合は、日当たり、風通し、排水性の良い場所を選ぶようにしましょう。
半日陰の環境でも成長しますが、水が溜まりやすい排水の悪い場所では、腐敗のリスクも高まります。 できるだけ水はけを良くするようにしてください。
また、苔マットを利用すると、植え付け作業がスムーズになるため、おすすめです。

水やりは自然の水分供給で大丈夫

スナゴケへの水やりは、自然からの水分で十分です。もし乾燥が気になる場合は、葉に霧吹きで水を吹きかける程度で構いません。
また年間を通して、1日に2〜3時間ほど日光を浴びることを好みます。
過度な水やりは、苔が黒くなる原因となるため、毎日水やりをするのではなく、風通しが良い環境の中で育てることが大切です。

目土の施工は最初の1回で十分

目土の施工は最初の1回のみで十分です。
乾燥していて、晴れの日が1週間ほど続いている日に、苔の高さの半分程度を目安に目土を入れてください。
乾燥している日は、砂が定着しやすいため、晴れの日が続く日を選ぶと作業がスムーズに進みます。

刈り込みは3〜5cmまでしか伸びないので必要ない

最大で2〜3 cmの高さまでしか成長しないので、特別な刈り込み作業は必要ありません。この手軽な管理が、スナゴケの魅力として多くの人に愛される理由となっています。

スナゴケに適した土は川砂だけ?

スナゴケに適した土は川砂だけ?

スナゴケは、排水性が高い土を好む性質を持っています。
湿度の高い環境は苦手なため、水はけの良い土を選ぶようにしましょう。
スナゴケに適した土の種類には以下のものがあります。
・川砂
・ピートモス
・バーミキュライト
・細粒の赤玉土
・細粒の鹿沼土
・山土

またスナゴケは、有機物を多く含む土壌での成長が難しく、肥料の追加も必要ありません。土のpHは中性からやや酸性を目指してください。

スナゴケを育てている途中で茶色になる理由

スナゴケに適した土は川砂だけ?

スナゴケを育てていると、「茶色く変色してしまい困った」という声もあります。ここではなぜ変色してしまうのか原因や対策について解説していきます。

日照不足によって変色する

スナゴケは日当たりを好むため、十分な日光が当たらない場合は、茶色く変色する場合があります。
茶色くなってしまった場合は、スナゴケを日当たりの良い場所や、少なくとも半日は日光が当たる場所に移動させてみてください。

乾燥が進みすぎている

スナゴケは適度な湿度も好むため、乾燥が進むと休眠状態に入り、葉が茶褐色に変色します。
室内で育てている場合は、エアコンや暖房の風が直接当たる場所に置かないようにしましょう。
乾燥を防ぐためには、定期的な水やりがおすすめです。

鳥や猫の糞尿による被害

庭でスナゴケを育てている場合は、鳥や猫の糞尿によるダメージも考えられます。糞尿によってスナゴケが傷つけられると、回復に長い時間がかかることがあります。
糞尿によってダメージを受けた場合、新しいスナゴケを植えることを検討すると良いでしょう。

水の与えすぎ

水のあげすぎが茶色く変色してしまう原因となることもあります。
スナゴケの土が常に湿っていると、内部で蒸れを引き起こし、茶色くなってしまうことも。
特に、夏の高温時には水やりの頻度や量に注意が必要です。
茶色く変色した部分は元の色に戻ることはありませんが、適切なケアを続けることで、新しい緑の芽が出てくる場合もあります。

まとめ

スナゴケは、日当たりを好み、乾燥にも強い魅力的な苔です。適切な時期に植え付けと手入れを行えば、鮮やかな緑を楽しめます。
しかし、茶色く変色することもあるため、原因と対策を理解することが大切です。
日常生活に癒しをもたらしてくれる苔。ハッピーモスでは、スナゴケをはじめとしたさまざまな苔を取り扱っています。ぜひ、ハッピーモスでの購入を検討して、苔の魅力を自宅で感じてみてください。